栄養不足によるもの
毎日の食事をバランスよくきちんと食べていれば、健康面にも美容面にもそれほど影響がないはずですが、バランスの悪い食生活を送る人が増えた結果、乾燥肌で悩む人も増えています。
欧米風の食事が進んだ近年では、肉類が中心の野菜が少ない食事とか、あるいはジャンクフードを食事代わりにしている人などが増えています。
人間の体の80%は水分でできていると言われていますが、お肌の水分の割合は、正常な肌では、セラミドと呼ばれる「細胞間脂質」が約80%あり、天然保湿因子の「NMF」が約18%あります。
この細胞間脂質やNMFが十分にあることで健康なお肌を保つことができますが、栄養不足になるとこれらが不足すると乾燥肌や肌荒れとなって表れます。
過度なダイエットをしている人は胞間脂質やNMF不足を招き乾燥肌になってしまいます。また、次にあげるような食品を好んで食べている人も細胞間脂質やNMF不足から乾燥肌になってしまうので注意をしてください。
その食品には、インスタント食品などの加工食品や、清涼飲料水、お酒や冷たい食べ物や飲み物などです。
これらの食品を好んで食べていると、肌にとって欠かせない亜鉛やビタミン類を壊して乾燥肌となってしまいます。さらに、これらの食べ物ばかり食べているとが血行も悪くなり冷えの原因にもなり、乾燥肌へと繋がっています。
乾燥肌を防ぐには、ビタミンA、B、C、E、セラミド、亜鉛、a-リノレン酸の栄養素が欠かせません。
ビタミンAを含む食品には、レバーや卵黄などがあり、ビタミンBには豚肉や大豆などがあります。
ビタミンCには、キャベツやブロッコリーなどがあり、ビタミンEを含む食品にはカボチャやゴマなどがあり、亜鉛・リノレン酸にはカキやマイタケなどがあります。
これの食品をしっかり摂って乾燥肌の予防や改善をすることをおススメします。